ネット祝電とアメリカ海軍無線情報センター
今回のネット祝電は、アメリカ海軍無線情報センターについて。
太平洋戦争開戦後約半年、日本海軍が太平洋上で暴れまわっている時、アメリカ海軍の暗号解読班は日本海軍の暗号解読に苦闘していました。
日本艦隊の無線を傍受して暗号を解読するためには、カタカナの和文モールス電信の技術と、日本語を翻訳する語学が必要です。
戦前、アメリカ海軍は日本語の語学コースを日本に開設して習得させていました。
昭和16年秋には閉鎖されましたが、受講した5名の海軍語学士官たちは艦隊無線班に配属され、日本艦隊の無線通信を常時聴取する任務を与えられて、傍受基地に配属されていました。
日本の電信文は、主にカナ文字と数宇で構成されています。
アメリカ海軍は、電信員がこれを傍受するためにカナ文字のモールス符号と国際的なモールス符号の両者に熟達した電信兵を養成していました。
その中には、日本の電信兵が電信を送信する際の固有の特徴(人の音声や筆跡のように電鍵をたたく電信兵の個々に特徴がある)を研究し、呼び出し符号の発信者を特定し、場所を突き止めるといった緻密な仕事もふくんでいました。
傍受所のベテラン通信員は、敵の暗号送信者のモールス電信の打ち方の強弱、リズムを聞きわけ、誰が送信しているのかを突き止める事さえできたのです。
アメリカの傍受者は発信者を推定することがよくあり、特定の発信者には旧友のような親しみを感じて、艦から艦へとその跡を追い、通信解析の資料にもなっていました。